坐骨神経痛と椎間板ヘルニアの違い
「坐骨神経痛」と「椎間板ヘルニア」この2つはどちらも、強い痛みやシビレを伴い、簡単には治らないイメージがあります。
この2つの違いについて紹介します。
坐骨神経痛は「症状」椎間板ヘルニアは「疾患の名称」
坐骨神経痛と椎間板ヘルニア、2つの違いは症状と疾患の名称と言うことです。
坐骨神経痛は、腰やお尻、脚の神経が刺激され、痺れや痛みを伴っている状態の「症状」のことを言います。
そして、椎間板ヘルニアは腰椎の椎間板が突き出てしまった状態のことを言います。
よって、椎間板ヘルニアになった方が、症状として「坐骨神経痛の症状が出る」と言うことになります。
わかりやすく言えば、「風邪」の症状として「頭痛や咳」があるのと同じです。
- 「風邪」=「椎間板ヘルニア」
- 「頭痛や咳」=「坐骨神経痛」
椎間板ヘルニア=坐骨神経痛になるというわけでもない!
椎間板ヘルニアだからと言って、必ずしも坐骨神経痛になるというわけではありません。
坐骨神経痛は腰からお尻、太もも、ふくらはぎがしびれる状態なので、椎間板ヘルニアだけど腰回りに通常の腰痛の症状だけがあると言う場合もあります。
痛みやシビレが出る段階は人それぞれ個人差があるので、必ずしも一定のヘルニア状態になったからと言って坐骨神経痛になるとは限りません。
また、ヘルニアは腰だけではなく、脊椎であう首からお尻の付け根いたるところで発症する可能性があります。
腰だけではないのです。首近くで発症すると、足がしびれるような坐骨神経痛にはもちろんなりません。
ですので、ヘルニアが悪化すると必ずしも坐骨神経痛になるわけでもありません。
ヘルニアと診断されなくても、坐骨神経痛になることはある
逆に言えば、ヘルニアと診断されていなくても坐骨神経痛になることもあります。
椎間板ヘルニアは、脊椎のゆがみ、ズレの具合をみて医師が診断し、「椎間板ヘルニアになっていますね」と言う風に告げます。
ヘルニアにはかなり軽微なものから歩けないくらい重度のものまであります。
スグに治るような一時的なズレもありますし、その人の元々のゆがみもあります。
なので、軽微な場合はヘルニアとは診断されないこともあります。
その場合、椎間板ヘルニアではないのに坐骨神経痛の症状が出ることもあります。
レントゲンでは判断できないくらいのズレは通常の腰痛の状態ともいえるので、
早く対処することで、慢性化する前に坐骨神経痛の症状を治すことができます。
しかし、坐骨神経痛の症状が出ているということは、今までの腰の状態よりも悪化しているので
1日も早く対処することをおすすめします。
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